
寒い屋外から暖かい室内に入ると、頬が赤くなり、ほてる。そんな症状は一時的な反応のこともありますが、赤みが続く場合には酒さや皮膚炎などが隠れていることもあります。まず原因を確かめ、刺激を減らすケアと必要な治療を組み合わせましょう。
冬に赤みが気になる理由
酒さは、顔の中央を中心とした赤みやほてり、ぶつぶつなどがみられる慢性の皮膚疾患です。寒冷や風、熱い飲み物、入浴などが悪化のきっかけになる方もいます。米国皮膚科学会も、寒さ・風から肌を守ることを対策の一つに挙げています。[2]
きっかけは人それぞれです。「何を食べたか」「入浴後か」「暖房が強かったか」「新しい化粧品を使ったか」を、無理のない範囲で記録すると診察の助けになります。
赤ら顔がすべて酒さとは限りません
顔の赤みには、かぶれ、脂漏性皮膚炎、ニキビ、乾燥による皮膚炎など、さまざまな原因があります。市販薬や残っている塗り薬を自己判断で使い続けると、原因がわかりにくくなる場合があります。使用中の薬は、名前や写真を診察時にお見せください。
- 赤みやヒリヒリが繰り返す、または長く続く
- 頬や鼻にぶつぶつが増えてきた
- 化粧品がしみる、痛みを伴う
- 目の充血、異物感などを伴う
目の痛みや見え方の変化を伴う場合は、美容相談を待たず眼科などで早めに評価を受けてください。
赤みがあるときのスキンケア
洗顔はぬるめの湯でやさしく行い、タオルで押さえるように水分を取ります。スクラブや強い摩擦を避け、しみない保湿剤を選びましょう。寒い日は、肌をこすらない素材の衣類で風から守ります。
紫外線対策も続けます。熱い湯、サウナ、辛い料理、飲酒などは、実際に自分の症状と関係があるかを見ながら調整してください。すべてを一律に禁止する必要はありません。[2]
IPLの役割と、薬による治療の違い
酒さの治療は症状によって異なります。ぶつぶつなどの炎症には外用薬・内服薬が検討され、持続する赤みや見える血管には光・レーザー治療が選択肢になる場合があります。IPLがすべての酒さの症状を改善するわけではありません。[1]
KYPROSではCellecVによるIPLを行っています。うじな家庭医療クリニックと連携し、診察で原因と治療の優先順位を確認します。必要な保険診療と美容目的の自由診療は、適応に応じて区別してご案内します。
CellecVの費用・回数・リスク
CellecV全顔は1回22,000円(税込・自由診療)。複数回の照射を検討することがありますが、必要回数や間隔は肌の反応によって変わります。
痛み、赤み、腫れ、乾燥、やけど、色素沈着・色素脱失などが起こることがあります。炎症が強いときや日焼け直後などは、まず肌を落ち着かせてから施術を検討します。酒さは症状が変動するため、「一度の照射で完治する」と考えず、ケアも含めて相談しましょう。
よくあるご質問
赤みが出るたびに冷やしてよいですか?
急激な温度変化や氷の直接使用は避けてください。刺激を感じる場合は無理に冷やさず、症状に合う対処を診察で確認しましょう。
IPLを受ければ塗り薬は不要になりますか?
不要になるとは限りません。炎症と血管の赤みでは対応が異なるため、薬物療法と光治療を使い分けます。
メイクで隠せる程度でも相談できますか?
相談できます。赤みだけでなく、ほてりやヒリヒリなど困っている症状をお伝えください。
未承認医療機器について
CellecVは国内未承認の医療機器です。当院の医師の判断・責任のもと、製造元Jeisys Medical Inc.より輸入して使用しています。同一の性能を有する国内承認医療機器はありません。海外ではCE・韓国MFDSの認証を取得していると当院の施術説明に記載していますが、国内承認を意味するものではなく、未把握の重大なリスクがある可能性もあります。本機器による治療は医薬品副作用被害救済制度の対象外です。
輸入や公的救済制度に関する情報は、末尾の厚生労働省・PMDAのリンクもご確認ください。
広島市南区・宇品でのご相談
繰り返す顔の赤みを、肌質だけの問題と決めつけずに。広島市南区・宇品のKYPROSへ、普段のケアや使用中の薬も含めてご相談ください。
参考文献・公的機関の情報
- 日本皮膚科学会|尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023
- 米国皮膚科学会|How to prevent rosacea flare-ups
- 厚生労働省|医薬品等の個人輸入について
- PMDA|医薬品副作用被害救済制度
医療情報・料金の確認日:2026年10月4日。海外資料は国内の承認状況を示すものではありません。診療内容と費用は、診察時にご確認ください。




