
秋は、会社や自治体の健康診断の結果が手元に届く方が多い時期です。「体重が増えている」「腹囲が基準を超えていた」「血糖や中性脂肪で要注意と書かれていた」――結果票を見て、ちょっとドキッとした方もいるのではないでしょうか。
「痩せなきゃ」と思ったとき、選択肢は自己流のダイエットだけではありません。医療機関で相談する方法には、保険診療と自由診療の医療ダイエットの2つがあり、状態によってどちらが合うかが変わります。
この記事では、健診結果が気になる方に向けて、まず確認したいこと、保険診療と医療ダイエットの違い、そして1階の保険診療クリニックと連携しているKYPROSでの相談の流れをご紹介します。
健診結果で確認したい「体重以外」の項目
体重が増えたこと自体よりも大切なのは、それに伴って体の中で何が起きているかです。結果票では、次の項目もあわせて確認してみてください。
- 腹囲:内臓脂肪の蓄積の目安になります
- 血圧
- 血糖(空腹時血糖・HbA1c)
- 脂質(中性脂肪・HDLコレステロール・LDLコレステロール)
- 肝機能(AST・ALT・γ-GTP)、尿酸
日本では、腹囲が男性85cm以上・女性90cm以上で、かつ血圧・血糖・脂質のうち2つ以上が基準から外れている状態を「メタボリックシンドローム」としています。詳しい基準は厚生労働省 e-ヘルスネット「メタボリックシンドロームの診断基準」で確認できます。
💡 ポイント
「要精密検査」「要治療」と書かれている項目がある場合は、ダイエットより先に、まず医療機関で検査や診察を受けることが大切です。
保険診療で相談したほうがよいケース
次のような場合は、美容目的のダイエットではなく、病気の診断や治療として保険診療で相談するのが基本です。
- 健診で「要精密検査」「要治療」と判定された項目がある
- 高血圧・糖尿病・脂質異常症などを指摘された、またはすでに治療中である
- 主治医から減量をすすめられている
- 膝や腰の痛み、いびき・睡眠中の無呼吸など、体重が関係していそうな症状がある
肥満に伴う健康上の問題がある場合、その検査や治療は保険診療の対象になります。KYPROSと同じ建物の1階にあるうじな家庭医療クリニック(保険診療)では、生活習慣病の診療を行っています。専門的な治療が必要な場合は、適切な医療機関へのご紹介も含めてご相談いただけます。
自由診療の「医療ダイエット」とは
一方で、「治療が必要な数値ではないけれど、このままでは心配」「体重や体型を医師と一緒に管理したい」という方には、自由診療の医療ダイエット(KYPROSでは「痩身外来」)という選択肢があります。
KYPROSの痩身外来では、健康状態を確認したうえで、一人ひとりに合わせたプランをご提案します。
- 体組成測定(インボディ):体重だけでなく、筋肉量や体脂肪量を確認します
- 腹部CT:皮下脂肪と内臓脂肪のバランスを確認できます(希望者のみ)
- 管理栄養士による栄養指導:無理のない食事の整え方を一緒に考えます
- 薬物療法:医師が必要性や安全性を判断したうえで、GLP-1関連製剤を用いる場合があります
- 痩身機器の併用:部分的なお悩みには機器による施術を組み合わせることもできます
保険診療と医療ダイエットの違い
| 保険診療 (1F うじな家庭医療クリニック) |
医療ダイエット (2F KYPROS 痩身外来) |
|
|---|---|---|
| 目的 | 病気の診断・治療 | 体重・体型の管理、健康的な減量のサポート |
| 対象となる方 | 検査値の異常や病気がある方、治療が必要な方 | 治療が必要な段階ではないが、体重や体型が気になる方 |
| 費用 | 健康保険が適用されます | 全額自己負担(保険適用外) |
どちらが合うか迷う場合も、ご心配はいりません。KYPROSでは健康状態を確認したうえで、保険診療が適していると判断した場合は1階のクリニックと連携してご案内します。
薬物療法(GLP-1関連製剤)について
GLP-1は、食事をとったときに腸から分泌されるホルモンの一つです。GLP-1関連製剤には、食欲を落ち着かせたり、胃の内容物の排出をゆっくりにしたりするはたらきがあるとされ、食事療法や運動療法と組み合わせて用いられます。
KYPROSで用いる製剤は、週1回の自己注射タイプです。使用にあたってはBMIなどの条件があり、医師が健康状態や持病、服用中のお薬を確認したうえで、使用できるかどうかを判断します。
【適応外使用に関するご説明】
- 当院の自由診療で用いるGLP-1関連製剤は、国内では2型糖尿病の治療薬として承認されている医薬品です。減量を目的とした使用は、国内で承認された効能・効果の範囲外(適応外使用)となります。
- 入手経路:国内の医薬品卸売販売業者を通じて仕入れています。
- 国内承認医薬品等の有無:同一成分で肥満症の治療薬として国内承認を受けている医薬品があります。保険診療で使用するには、肥満の程度や健康障害の有無、実施できる医療機関などの条件があります。
- 諸外国における安全性等に係る情報:米国などでは、同一成分の医薬品が肥満・体重管理の治療薬として承認されています。
- 適応外使用によって重篤な副作用が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる可能性があります。
⚠ 主なリスク・副作用
- 吐き気、嘔吐、下痢、便秘、食欲不振、腹部の不快感(特に使い始めや増量時に起こりやすいとされています)
- 注射部位の赤み・かゆみ
- まれに急性膵炎、胆石・胆のう炎などの重い副作用
- 他の糖尿病治療薬と併用している場合の低血糖
- 使用を中止すると、体重が戻る場合があります
妊娠中・授乳中の方、妊娠を希望されている方、膵炎を起こしたことがある方、重い胃腸の病気がある方などは使用できない場合があります。強い腹痛や続く吐き気がある場合は、すぐにご連絡ください。
KYPROSでのご相談の流れ
カウンセリング・診察
健診結果やお悩み、ご希望をお伺いし、医師が健康状態を確認します。
検査・測定
体組成測定や、必要に応じて血液検査・腹部CTを行います。
方針のご相談
医療ダイエットで進めるか、保険診療での治療が適しているかを一緒に考えます。保険診療が適している場合は1階のクリニックと連携します。
治療開始・定期的なフォロー
月1回程度の再診で、体調や副作用の有無、経過を確認しながらプランを調整します。
📋 受診の際にお持ちいただきたいもの
- 健康診断の結果票(過去数年分あるとより参考になります)
- お薬手帳(服用中のお薬がある方)
まとめ
- 健診結果は、体重だけでなく腹囲・血圧・血糖・脂質もあわせて確認しましょう
- 「要精密検査」「要治療」の項目がある場合は、まず保険診療での検査・治療を
- 治療が必要な段階ではなくても、医師と一緒に体重管理をする方法として医療ダイエットがあります
- KYPROSは1階の保険診療クリニックと連携し、状態に合った方法をご提案します
- 効果には個人差があります。まずは健診結果を持ってご相談ください
自由診療(保険適用外)の費用・リスクについて
痩身外来:初診料 3,300円、再診料 2,200円(月1回)※体組成測定・栄養指導を含みます/腹部CT 3,300円(税込)
GLP-1関連製剤(週1回注射):1本 5,500円〜15,400円(税込・用量により異なります)。週1回のため、4週間でおおむね4本を使用します。治療期間は数か月以上にわたることが一般的です。
主なリスク・副作用:吐き気、嘔吐、下痢、便秘、食欲不振、注射部位反応、まれに急性膵炎・胆石・胆のう炎、併用薬による低血糖。中止後に体重が戻る場合があります。国内では減量目的での使用は適応外使用です(上記「適応外使用に関するご説明」をご確認ください)。
※効果には個人差があります。最新の料金は料金表をご確認ください。
KYPROS痩身美容クリニック
〒734-0003 広島県広島市南区宇品東6丁目2番47号
TEL:082-569-5037
診療時間:9:00〜12:30/13:30〜17:30
休診日:火曜・日曜・祝日(完全予約制)
アクセス:広島電鉄「宇品四丁目」電停より徒歩約8分/駐車場あり
提携医療機関:うじな家庭医療クリニック(同じ建物の1階・保険診療)
監修:KYPROS痩身美容クリニック 医師




