🍂 秋冬の乾燥肌の原因
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湿度の低下
外気の湿度が下がり、肌の水分が蒸発しやすくなります。
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暖房による乾燥
室内のエアコンやヒーターも空気を乾燥させ、肌の水分を奪います。
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皮脂分泌の減少
気温の低下により皮脂の分泌量が減り、天然のバリア機能が低下します。
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血行不良
寒さで血流が悪くなり、肌のターンオーバーが乱れやすくなります。
💧 お肌が乾燥するとどうなる?
1. 🧱 バリア機能の低下
皮膚の表面には「角質層」と呼ばれる薄い層があり、
水分を保ち、外部刺激(紫外線・花粉・菌など)から肌を守っています。
乾燥するとこの角質層の水分と皮脂が減り、バリア機能がスカスカの状態に。
その結果、
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肌がピリピリしやすくなる
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かゆみや赤みが出る
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化粧品がしみる
といった敏感肌症状が現れやすくなります。
2. ⚡ キメの乱れ・くすみ
肌が乾くと角質細胞が縮み、表面がゴワゴワ・ザラザラになります。
光の反射が乱れるため、顔色が暗く見えたり、化粧のノリが悪くなったりします。
特に頬や口まわりは、粉を吹いたように白くなることもあります。
3. 🌿 小じわ・ハリの低下
乾燥は、肌のハリを支えるコラーゲンやエラスチンの働きにも影響します。
うるおいを失うと弾力がなくなり、表情の動きで生じた“ちりめんジワ”が戻らなくなります。
放っておくと、乾燥による浅い小じわが、やがて本格的なシワに進行してしまうことも。
4. 🌀 ターンオーバー(肌の生まれ変わり)の乱れ
健康な肌は、約28日周期で古い角質が自然に剥がれ落ち、新しい細胞に生まれ変わります。
ところが乾燥すると代謝が滞り、古い角質が肌表面に残ったままになります。
これが毛穴の詰まりやニキビの原因になり、肌がくすんで透明感を失います。
5. 🔄 「乾燥スパイラル」に陥ることも
バリア機能が壊れた肌は、外部刺激に弱くなり、炎症を起こしやすくなります。
炎症が続くと皮脂バランスがさらに崩れ、ますます乾燥が悪化する“負のループ”に。
この状態では、通常のスキンケアでもうるおいを保ちにくく、「乾燥→刺激→炎症→乾燥」というスパイラルを繰り返してしまいます。
💧 乾燥対策のポイント
1. 保湿ケアを徹底
2. 洗いすぎない
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熱いお湯や強い洗浄剤は皮脂を奪うためNG。
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顔・体ともにぬるま湯で優しく洗う。
3. 加湿と室内環境
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加湿器で湿度を50〜60%に保つ。
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濡れタオルを干すのも簡単な加湿法。
4. 食事・生活習慣
5. 衣類の工夫
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肌に直接触れるものは綿素材など低刺激のものを。
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静電気やチクチクするウール素材は避ける。
次回は具体的な保湿ケアと、当院取り扱いの化粧品についてご紹介します🌸